空き家ニュース[地域版]
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2026.7.22
福島県郡山市
福島県郡山市の空き家管理事情
INDEX
[目次]
郡山市は福島県の中央部に位置し、県内最大級の人口を有する都市です。
東北新幹線や東北自動車道、磐越自動車道など交通網が整備されており、県内外へのアクセスに優れています。
その立地から、商業・工業・物流・サービス業など幅広い産業が集積しています。また、福島県特有の事情として、東日本大震災時の原発事故から郡山市へ移住されてきた方も数多くいらっしゃいます。
項目 | 内容 |
|---|---|
人口 | 314,828人 |
世帯数 | 145,597世帯 |
面積 | 757.20㎢ |
人口密度 | 415.8人/㎢ |
空き家率 | 13.95% |
空き家数 | 2万2,770戸 |
(令和8年7月1日現在)
郡山市は県内の経済・交通の拠点として発展してきた一方、郊外住宅地や相続住宅を中心に空き家に関する諸問題への対応が求められています。
また、交通の便が良い反面、都市部への人口流出は高く、特に上京率が高めです。
空き家発生の大きな原因の一つが相続です。
親が住んでいた住宅を相続したものの、
・自身は別の地域に住んでいる
・仕事や家庭の事情で定期的に帰れない
・売却や活用方法が決められない
といった理由から、管理が行き届かなくなるケースがあります。
また、不動産会社の実感としては、一周忌や三周忌が終わるまでまでといった切りの良い時期まで空き家の処理を実行しないことも多く見られます。
高齢の所有者が施設へ入居したり、子世代が別地域へ移住したりすることで、住宅が使われなくなるケースも増えています。
特に地方都市では「住宅はあるが、管理する人がいない」という問題が大きくなっています。
郡山市では、空家等対策計画に基づき、所有者への適正管理の促進や空き家対策を進めています。
また、空家等対策による改善件数は平成27年度から令和6年度までの累計で363件となっています。
令和6年度には115件の改善が行われ、
・建物関係(解体・修繕等):16件
・雑草、樹木関係(除却・伐採等):45件
・その他(ゴミ、ハチの巣等):54件
です。
空き家管理サービスの料金は、管理内容によって異なります。
一般的な費用相場は以下の通りです(アキパト調べ)。
サービス内容 | 費用目安 |
室内確認付き管理(月1回) | 5,000円~15,000円程度/月 |
草刈り | 5,000円~30,000円程度 |
庭木剪定 | 10,000円~ |
調べてみたところ、毎月の負担も草刈りや庭木の剪定も小さくない金額がかかるようです。
ただし、空き家や空き地の管理は、「安ければ良い」というものではありません。
重要なのは、
・どこを確認してくれるのか
・写真付き報告があるか
・問題発生時に相談できるか
・地域事情を理解しているか
という点です。
・費用がかからない
・建物の状態を直接確認できる
・遠方の場合は負担が大きい
・定期的な確認が難しい
・問題発見が遅れる可能性がある
・管理内容が標準化されている
・一定のサービス品質が期待できる
・地域ごとの事情への対応に差がある場合がある
・売却や活用相談まで対応できない場合がある
・地域の不動産事情に詳しい
・売却や賃貸活用について相談できる
・地域業者との連携が可能
・会社によってサービス内容が異なる(自分に合うサービスを比較検討するのに時間がかかる)
写真付き報告があるか、どの範囲まで確認するのかを事前に確認しましょう。
不動産は1つとして同じものがないように、気になる箇所があれば先に伝えておきます。
台風、大雪、倒木など予期せぬトラブルへの対応体制も重要です。
離れた空き家・空き地を管理してもらうならば、「何かあった時に対応してほしい」と思うものです。
空き家は管理だけでなく、
・売却
・賃貸
・解体
・土地活用
など、将来的な判断が必要になる場合があります。
地元の不動産会社が窓口になっていればこのあたりの相談は日常業務として行っています。
郡山市で空き家・空き地相談を受ける中で感じることは、「その空き家・空き地の活かし方を相談したい」人が大半であるということです。
また、すぐには売却や賃貸に動かない方も、「空き家や空き地の管理に費用を支出するのは抵抗がある」という方が多い印象があり、いずれ処分しようと思っていても何か問題が発生し、結果的に管理不全の空き家や空き地が発生してしまうこともあります。
郡山市は幸いにも人口30万人以上、東北新幹線や高速道路も通り、東北地方第二位の経済規模を誇る街であるため、空き家や空き地の処分はしやすい地域だと思います。
しかし、まだ活用できる住宅であっても、管理されない期間が長くなることで価値が低下し、選択肢が減ってしまうケースがあります。
早めに対策を講じることはもちろんですが、将来はどうしていきたいのか、ご自身のライフプランも含めてまずは相談に来てほしいと思います。
空き家は問題が大きくなってから対応すると、費用も手間も増えてしまいます。
「まだ売却する予定はない」
「遠方に住んでいて確認できない」
「相続した家をどうすればいいかわからない」
という段階から、定期的な管理を始めることが大切です。
そして郡山市のような中核市は、売却するにしても賃貸するにしても、選べる選択肢がたくさんある地域です。将来どうしていくか見通しが決まっていなければ、まずはそのたくさんある選択肢を狭めないよう、早めの管理をご依頼ください。