空き家ニュース[地域版]
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福島県いわき市
いわき市の空き家管理|費用相場や安い管理方法、月額990円の選択肢
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[目次]
「親から実家を相続したけれど、自分は県外に住んでいる」「いわき市に空き家があるものの、今後どうするかまだ決めていない」。このような場合に気になるのが、空き家の管理です。
いわき市では、2023年(令和5年)の住宅・土地統計調査で空き家が25,170戸、空き家率が15.3%となっています。2018年(平成30年)の19,680戸・12.3%から、5年間で5,490戸増加しました。
空き家になったからといって、すぐに売却や解体を決める必要があるとは限りません。ただし、「何もせず、そのままにしておく」ことと「将来を決めるまで適切に管理する」ことは別です。
空き家管理と聞くと、大掛かりな清掃や修繕をイメージするかもしれません。しかし、最初に重要なのは「異常が起きていないかを定期的に確認すること」です。
屋根材のズレや破損、外壁のひび割れや剥がれ、雨樋、窓ガラス、門や塀などを確認します。台風や強風、大雨、地震の後は一度現地を確認しておくと安心です。
雑草が伸びすぎたり、庭木の枝が道路や隣地へ越境したりすると、近隣とのトラブルにつながる可能性があります。季節や敷地の広さ、植栽の状態に応じて必要な時期だけ対応する方法もあります。
郵便物やチラシが大量にたまっている状態は、空き家であることが外から分かりやすくなる一因です。定期的に確認し、不要な郵便物を整理しましょう。
長期間閉め切った住宅は湿気がこもりやすくなります。可能であれば窓を開けて換気し、室内のカビや異臭などを確認します。
長期間水を使わない住宅では、排水トラップの水がなくなり、臭いや害虫の侵入につながる場合があります。設備の状況を確認したうえで、必要に応じて通水します。
水漏れがないか、室内に害虫や害獣の痕跡がないかも確認します。特に雨漏りは、発見が遅れるほど建物内部まで被害が広がる可能性があります。
窓、玄関、勝手口などの施錠を確認します。空き家では「人が住んでいないこと」が分からない状態を維持することも、防犯上の一つのポイントです。
すべての空き家に同じ管理が必要というわけではありません。建物の状態、立地、季節、庭の広さ、所有者が現地へ行けるかどうかなどによって、必要な管理内容や頻度は変わります。
空き家管理には、いくつかの方法があります。
管理方法 | 費用の考え方 | 向いている人 | 特徴 |
自分で管理 | 交通費・実費 | 近くに住んでいる | 費用を抑えやすいが、時間と移動が必要 |
家族・知人に依頼 | 無料~実費など | 頼める人が近くにいる | 信頼できる人がいれば負担を抑えやすい |
必要な作業だけ業者へ依頼 | 作業ごとに変動 | 草刈りなど特定作業だけ頼みたい | 必要な時だけ費用をかけられる |
空き家管理サービス | 月額制など | 定期的な確認を任せたい | 遠方所有者でも継続しやすい |
不動産会社等へ相談 | 内容によって異なる | 管理と今後の活用を相談したい | 地域事情を踏まえた相談がしやすい |
いわき市は市域が広く、平地区や小名浜地区、勿来地区、久之浜・大久地区など、現在の居住地から距離のある場所に実家があるケースもあります。そのため、「管理しなければと思っているけれど、現地まで行く時間がない」という所有者にとって、定期巡回を外部に任せる方法も現実的です。
空き家管理の料金は、作業内容によってかなり変わります。国土交通省が公表した空き家管理事業者の調査では、月1回の巡回について、月額3,000円~12,600円の事例が確認されています。外観確認だけなのか、室内への立ち入り、清掃、点検まで行うのかによって料金が異なります。
一般的には、外観確認だけなら比較的低価格、室内確認・換気・通水を含む場合は外観のみより高くなる傾向があります。草刈り・剪定、ゴミ処分、修繕・緊急対応などは別料金となるケースがあります。
重要なのは、「空き家管理はいくら」と一律に考えるのではなく、自分の空き家に本当に必要な管理だけを選ぶことです。
近所に住んでいるのであれば、外観確認や郵便物の整理などを自分で行い、必要な作業だけ業者に依頼する方法があります。
月1回の見回りだけ家族にお願いし、草刈りや修繕など専門的な作業だけ業者に依頼する方法もあります。
草刈りを毎月頼むのではなく、伸び具合を見て年数回だけ依頼するなど、住宅の状態に合わせて調整します。
室内まで毎月管理する必要があるのか分からない場合は、まず外観確認など最低限の管理から始める方法もあります。
ただし、安ければ安いほど良いというわけではありません。遠方に住んでいて半年に一度しか現地へ行けない場合、安さを優先して確認頻度を下げた結果、不具合の発見が遅れる可能性もあります。建物の状態と所有者の生活環境に合った管理方法を選ぶことが大切です。
空き家を長期間管理しない状態が続くと、建物の劣化、雨漏り、庭木や雑草の繁茂、不法投棄、防犯上の問題、近隣トラブルなどにつながる可能性があります。
国土交通省も、空き家を放置することで、倒壊、外壁などの落下、害虫、不法侵入、悪臭、景観悪化などが発生する可能性を示しています。
「放置したら必ず問題が起こる」という意味ではありませんが、問題が起きたときに早期発見できるよう、定期的に状態を確認しておくことが重要です。
「まだ売るかどうか決めていない」という方もいるでしょう。その場合、焦って結論を出す必要はありません。
まずは、①今の状態を確認する、②定期的に管理する、③家族で今後について話し合う、④必要になった段階で活用方法を検討する、という順番でも構いません。
いわき市では「空き家バンクいわき」が運営され、市も空き家バンクを活用した流通・活用を進めています。2026年度には、空き家バンクへの登録を目的とした相続登記等の費用について、対象経費の2分の1・上限5万円の補助制度も設けられています。
また、いわき市では空き家の所有者・管理者を対象に、管理、利活用、相続、リフォームなどを相談できる「空き家と住まいの相談会」も開催しています。
「どうするか決まっていないから何もしない」のではなく、決めるまでの期間をきちんと管理するという考え方も選択肢の一つです。
東京や仙台、郡山など、いわき市外に住みながら実家を所有している場合、毎月現地へ行くのは現実的ではないかもしれません。
· 家族に見てもらう
· 近所の知人にお願いする
· 地元の不動産会社などに相談する
· 空き家管理サービスを利用する
国土交通省の調査でも、空き家管理サービスの利用者には、空き家所在地から車で概ね3時間以上離れて暮らす人が多く、遠方所有者のニーズが確認されています。
特に重要なのは、現地に行けないことそのものより、異常が起きても発見できない状態が長期間続くことです。
「自分で管理するのは難しい。でも、毎月何万円もかけて本格的な管理をするほどではない」。そんな場合には、最低限の見守りから始める方法もあります。
その選択肢の一つが、空き家・空き地見守りサービス「アキパト」です。
アキパトの基本見回りは月額990円(税込)。基本見回りでは月1回の外観確認を行い、建物内には立ち入らず、外観や郵便受け周辺の異常を目視で確認します。また、敷地周辺の5分間のゴミ拾い、同じアングルで撮影した写真付きの月次レポートと異常検知が基本内容に含まれています。
敷地面積が330㎡を超える場合は、330㎡ごとに990円(税込)が加算されます。草刈りやゴミ処分などについては、基本見回りとは別に必要なものだけを提案する仕組みです。
· いわき市外に住んでいる
· 相続した実家を定期的に見に行けない
· 家族に管理を頼むのが難しい
· まずは最低限の見守りから始めたい
· 今後どうするかまだ決めていない
· できるだけ管理費用を抑えたい
もちろん、建物内部の管理や草刈り、修繕などが必要な住宅では、アキパトの基本見回りだけでは十分でない場合もあります。大切なのは、自分の空き家にどこまでの管理が必要なのかを考えたうえでサービスを選ぶことです。
· 月何回訪問するのか
· 外観だけか、室内にも入るのか
· 写真付きの報告があるか
· 異常が見つかった場合に連絡してくれるか
· 草刈りや剪定は別料金か
· ゴミ処分はどこまで対応するか
· 修繕が必要になった場合の対応方法
· 台風や地震などの後に確認できるか
· 追加料金が発生する条件
· 対応するエリア
特に、「基本料金に何が含まれているか」と「追加料金がどのような場合に発生するか」は、契約前に確認しておくと安心です。
いわき市では、2023年時点で25,170戸の空き家が確認されています。空き家率は15.3%で、2018年の12.3%から上昇しています。
一方で、空き家を所有したからといって、すぐに売却や解体などの結論を出さなければならないわけではありません。
大切なのは、「今後どうするか決まっていない間も、建物をきちんと見守る」ということです。
近くに住んでいるなら自分で管理する。家族に頼めるなら協力してもらう。必要な作業だけ専門業者に依頼する。遠方なら空き家管理サービスを利用する。
まずは現在の空き家の状態を確認し、自分にとって無理のない管理方法を選んでみてはいかがでしょうか。
その中で「定期的な見守りだけ誰かに任せたい」という場合には、月額990円(税込)から始められるアキパトも、一つの選択肢になります。
いわき市 都市建設部 住まい政策課 空き家対策係
電話:0246-22-7593
また、NPO法人いわき市住まい情報センターでも、空き家に関する相談を受け付けています。現在の空き家管理だけでなく、相続、利活用、リフォームなどについても相談できます。
2023年(令和5年)の住宅・土地統計調査では、いわき市の空き家は25,170戸、空き家率は15.3%でした。2018年(平成30年)は19,680戸、12.3%だったため、5年間で空き家数は5,490戸増えています。
すべての空き家に同じ頻度の管理が必要というわけではありません。建物の状態、庭の広さ、季節、立地、所有者が現地へ行けるかなどによって必要な頻度は変わります。ただし、長期間まったく確認しない状態は避け、定期的に状態を確認することが大切です。
家族や知人に依頼する方法のほか、地元の不動産会社や空き家管理サービスに定期巡回を依頼する方法があります。いわき市には空き家に関する相談窓口もありますので、まず相談してみるのも一つの方法です。
はい。将来の利用方法が決まっていなくても、建物を良好な状態に保つための管理は必要です。管理しながら家族で今後の方向性を検討することで、売却、賃貸、リフォーム、その他の活用など、将来の選択肢を残しやすくなります。
アキパトの基本見回りは月額990円(税込)です。月1回の外観確認、5分間のゴミ拾い、写真付き月次レポートと異常検知が基本内容です。敷地面積や追加作業によって料金が変わるため、利用前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
· 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」
· いわき市「第二次いわき市空家等対策計画」・空き家対策関連情報
· いわき市「空き家バンク活用支援事業」
· いわき市「空き家と住まいの相談会・出張相談」
· 国土交通省「空き家対策」・空き家管理サービス関連資料
· アキパト公式サイト